概要
| 社名 | 株式会社枡儀 |
| 所在地 | 〒600-8431 京都市下京区綾小路通新町東入善長寺町143 |
| TEL. | 075-361-7391 |
| 設立 | 1950年 |
| 資本金 | 2,200万円 |
| 事業内容 | 大島紬と着物関連品の卸売業 オリジナル着物ブランドの販売及び卸売業 テナント事業 |
| 社員数(役員+従業員) | 9名 |
| 関連会社 | 奄美織物株式会社(本場奄美大島紬製造) |
沿革
その昔、八幡与力の次男として生まれた初代儀兵衛(1798-1838)が京都で商いを始めたことが当社の原点となっていますが創業時期について明確な文献がありませんので不明です。当社に残っている文献では、1881年時点で同業種の会と思われる「枡屋会」が発足し、これに入会(1996年に解散)したことが記されています。また、1912年の京都商工人名録 明治45年改正〈著者 小菅慶太郎, 吉野久和 編(出版年 明38,45). 出版者 合資商報〉に五條通で商いを行っていた記録が残っています。

戦前まで五條通で小売業・質屋を営んでいましたが、1944年の建物疎開でそこを離れ、1950年に五代上田儀兵衛と六代にあたる義三が株式会社枡儀商店として当社を設立しました。
会社設立後は裏絹加工業・問屋業を営んでおりましたが、その歴史の中で新たに出会い、魅了されたのが大島紬でした。
平成に入り大島紬のデザインを起こすようになったことがきっかけで枡屋儀兵衛としてメーカー業へ転身。2006年には奄美大島に製造会社(奄美織物)を設立し自社製造を開始しました。大島紬の製造卸を軸として、帯や関連品を含めた枡屋儀兵衛ブランドプロデュース及び大島紬の卸問屋を営んでいます。
また2012年には新しいカジュアル着物ブランドとしてKimono Factory nonoを発表し、以降オリジナル品の制作・Web販売も行っております。
| 1950年 | 株式会社桝儀商店を設立。おもに胴裏の加工卸売を始める。 |
| 1951年 | 株式会社枡儀に変更 |
| 1955年 | 現住所に移転。 |
| 1965年 | 胴裏、八掛、肩裏等の裏地、大島紬をはじめとする織物着尺の卸販売を手掛ける。 |
| 1981年 | マスギビル竣工。テナント事業開始。 |
| 1995年 | オリジナルデザインの大島紬取扱い開始。「枡屋儀兵衛」として後にブランド展開。 |
| 2006年 | 本場奄美大島紬の製造子会社 奄美織物株式会社設立。大島紬の小物ショップ「Tsumugi Factory nono」を奄美市名瀬に出店。 |
| 2009年 | レンタルスペース「GM(ギャラリー)」「MW(和室)」オープン。 |
| 2011年 | 洋装ブランドとして「Tsumugi Factory nono」発表。 |
| 2012年 | 着物ブランド「Kimono Factory nono」発表。 |
| 2021年 | 大島紬の小物ショップ「Tsumugi Factory nono」を閉店。以降ネットショップでの取り扱いに。 |
| 2022年 | マスギビル耐震工事および共有部の改装。レンタルスペース閉店。枡儀社内改装オープン。 |
経営方針
社会の幸せに貢献することを事業の根幹に据え、以下三つの柱の循環により、全社員の幸せを追求することを経営方針とします。
1 伝統の本質を探求し、新しいものを創造する。
伝統に流れる本質を現代と融合させ、新たな価値を創造していくことが私たちの存在意義だと確信しています。これらを通して日本独自の魅力を顕在化させ、心の豊かさへの貢献を追求します。
2 流通経路における役割を果たすことで、エンドユーザーへの価値を発揮し、顧客満足の拡大を図る。
異なる事業間で、顧客を互いに誘導するような表面的なシナジー効果を追うのではなく、既存のお取引先様との信頼関係を損なうことなく、それぞれの事業が持つ特性に合わせた最適な流通の形を維持、追求することが重要だと考えます。
その上で商品やサービス、ニーズを深く考察し、そこに求められる役割に注力することで、顧客満足の拡大を図ります。
3 信頼を構築・強化し、文化形成とその発展に寄与する。
お取引先様との間で信頼関係を基にした長期的なパートナーシップを築くことを大切にしています。そのため「安心」をお届けすることに全力を尽くし、お取引先様の事業の未来を共に考え、文化の醸成やその発展に貢献することを目指します。
