季節の彩り、日本の色を愉しむ

コピーライター 橋本繁美氏の寄稿記事。

「鶯色(うぐいすいろ)」「東雲色(しののめいろ)」「萌葱色(もえぎいろ)」「茜色(あかねいろ)」「利休鼠(りきゅうねずみ)」など、字面を眺めているだけ美しい響きと趣を感じさせてくれる日本の伝統色。色に抱くイメージは人それぞれ異なると思うが、こうした和の色を目にすると、どこか懐かしく安心感を憶えるのは、きっと日本人のDNAに和の色が刻みこまれているからだろう。私たち日本人が古より、季節の移り変わりを空や植物から感じ取り、自然とともに生きてきたことが感じとれる。四季の豊かさ、それを愛でてきた日本人の心が見える、そんな和の色をシリーズで紹介。

季節の彩り、日本の色を愉しむ

翠色(すいしょく)/弁柄色(べんがらいろ)

寄稿者:橋本繁美 翠色(すいしょく) 冬の鳥カワセミは、美しく輝く渓流の宝石と呼ばれ、その羽色は緑青や紫がかった青色まで幅広い。漢字で翡翠と書き、雄を翡、雌を翠という。カワセミの名の由来は青土(そに)で、川に棲むセミが...
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鬱金色(うこんいろ)/蜜柑色(みかんいろ)

寄稿者:橋本繁美 鬱金色(うこんいろ) 鬱金は、薬用とか、食用の沢庵漬けやカレー粉の着色にも用いられている。鬱金色は熱帯アジア産のショウガ科の鬱金の根によって染められた赤みを帯びた黄色。鬱金が日本に伝わったのは奈良時代...
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琥珀色(こはくいろ)/常盤色(ときわいろ)

寄稿者:橋本繁美 琥珀色(こはくいろ) 琥珀色といえば、ウイスキーのコピー表現のイメージ。グラスに注がれたロック、それともストレート。秋の夜長にうってつけのおとも。本来の意味は、太古の樹脂が化石なったもので、透明感のあ...
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紅柿色(べにがきいろ)/橙色(だいだいいろ)

寄稿者:橋本繁美 紅柿色(べにがきいろ) 色づいた紅葉も葉を落とし、寒そうに木の枝や幹だけとなる頃。そこに赤い実、木守柿がぽつんとひとつ。鳥への細やかな捧げものなのか 。柿は実りの秋を象徴する色として、昔から私たち日本...
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紅葉色(もみじいろ)/朽葉色(くちばいろ)

寄稿者:橋本繁美 紅葉色(紅葉色) 秋を象徴する紅葉した楓の色。紅葉(もみじ)という言葉は秋に草木の葉が色づくことを意味し、特定の樹木を指さないが、みごとに紅葉する楓が多かったため平安時代になると紅葉と表わすようになっ...
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