カジュアルブランド「Kimono Factory nono」についてのカテゴリーです。ブランド販売サイトはこちら → Kimono Factory nono

夏の記憶、桐下駄の音。
※nonoサイトに繋がります弘前市内、古くからはきものを扱うその店先には、津軽塗の下駄の台が、色も塗りもさまざまに揃っていた。合わせる鼻緒もまた、棚いっぱいに並んでいる。朗らかで明るい声、少し鼻にかかる柔らかな津軽弁が耳にやさしい。あらまあ...

夏の黒、冬の白
※nonoサイトに繋がります 「夏の黒、冬の白ほどおしゃれなものはない」。若いころ、大橋鎮子さん(雑誌『暮らしの手帖』の創刊者)のコラムで読んだ一文がずっと心に残っていて、今に至るまで真夏でも黒いワンピースばかり着ている。暑そうに見えるのだ...

風を待つ (着物ワンピース 5001)
※nonoサイトに繋がりますこれは、きもの?いや、ワンピース?確かにワンピース。でも、そこかしこに、きものの気配がちゃんとある。左右から打ち合わされた襟元。ツンと立った袖山、マキシ丈は考えてみればきもののデフォルトだ。そして、布のベルトは、...

きれいなしわと、ミルクミントの夏。
※nonoサイトに繋がります かき氷には、麻のきものが良く似合う。共通点は、「どちらもシャリっとしている」ところ。 暑いさなか、つい動作もぐったり緩慢になってしまいがちなのだけれど、うかうかしているとかき氷はただの色付き砂糖水になってしまう...

羽織紐からはじめよう。
※nonoサイトに繋がります 羽織を着てさあ出かけよう、という段になって、つけっぱなしのベビーパールの羽織紐が、微妙に今日の取り合わせ(モード系モノトーンに足袋ブーツ)に合わない。悪くはない、でも少し甘い。もちろんずぼらを決め込んだ自分が悪...

ポケットの中には
※nonoサイトに繋がりますどうしてポケットに手を入れるのか?――そこにポケットがあるから。 nonoのSHIKI(Kimono + Apparel)シリーズの商品には、ほぼ確実にポケットがついている(薄羽織や襦袢Tシャツとかは除いて)。 ...

わたしの本は、本場大島紬を着ている。
※nonoサイトに繋がります 「カバーも袋も要りません」。書店のレジで、必ずこう言う。 誰が気にするわけでもなし、見られて恥ずかしい本を読んでいるわけでなし。そう思ってきたけれど、やっぱり文庫本にはブックカバーが欲しくなってきた。理由のひと...

「マルキ至上主義」に、ひとこと。
※nonoサイトに繋がります 「…という計算で、これが『7マルキ 一元』、こっちは『9マルキ カタス式』ですね」…。株式会社枡儀の代表にしてnonoの主宰者でもある上田社長に、大島紬の技法について詳細にレクチャーしていただく。枡儀のすばらし...

「いつかは、大島。」
※nonoサイトに繋がります今わたしの手元に、 『本場奄美大島紬協同組合 創立100周年記念誌』という冊子がある。「どうして平織なのに『紬』なんだろう?」という素朴な疑問の答えがあるかも、と、上田社長からお借りしてきた。 発行は平成15年(...

水玉模様の、その先に。
※nonoサイトに繋がりますショールームのテーブルに置かれた細長いボードに、何種類かの大島紬の生地が貼り交ぜられている。目に留まったのは、泥染めの深い地色に白抜きで織り出された、丸っこい水玉模様。なんて可愛いんだろう。今ではもう織ることがで...