日本の色を愉しむ

弁柄色(べんがらいろ)/承和色(そがいろ)

寄稿者:橋本繁美 弁柄色(べんがらいろ) 暗い赤みの茶色。紅殻、紅柄とも表記される。弁柄は土のなかで酸化した鉄分を主成分とした赤色顔料。日本での歴史は「朱」と同じくらい古く、旧石器時代の遺跡から出土した土器の彩色に用いられている。インド東部...
京を歩く

寄稿142 塩小路通と木津屋橋通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 塩小路通といえば、京都駅北口を出た最初の東西道路。目のまえにはローソクタワー(京都タワー)が今やランドマークになっている。かつては近鉄百貨店(旧丸物百貨店)で賑わったところあたり。ホテルグランヴィア京都、京都中...
お知らせ

貸室(日貸・短期)情報 3F 和室

ご利用案内 多目的スペースとしてご利用頂けます。お気軽にご相談ください。 予約受付期間 和室:ご利用日初日の6か月前より 尚、年末年始やその他当社の都合等でご予約を受けられないお日にちもございます。詳しくはお電話にてお問い合わせください。 ...
枡屋儀兵衛 商品

藍 バラ【10400035】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【藍 バラ】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。 バラと言っても… バラと命名していますが植物の事ではなくこの柄のモチーフである「ザル」のことを指しています。糸が経緯に交差する様子は織物のようにも見え、絣の濃...
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二藍(ふたあい)/京緋色(きょうひいろ)

寄稿者:橋本繁美 二藍(ふたあい) 藍の上に紅花を染め重ねた明るく渋い青紫色のこと。二藍は一色の名前でなく、古くは紅のことを「紅藍(くれない)と表記し、青みの二藍から紅に近い二藍まで幅広い色がある。年齢を重ねるほど、青みの濃い二藍を選び、若...
京を歩く

寄稿141 平安京の七条大路/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 七条通といえば、東大路通(東山七条)の真言宗智山派総本山智積院から始まる。近くには京女(京都女子学園)があり、同級生も通っていた関係で「おんな坂」として覚えた記憶がある。そして、国博(京都国立博物館)や三十三間...
Kimono Factory nono

綿麻の腰ひも

Kimono Factory nonoから腰ひものご紹介です ワクワクする腰ひも 腰ひもというのは白とピンクを筆頭に、よく見かけるものというのがあります。ほとんどの場合が着てしまえば中に入り込むので、外から見えることもあまりありません。 し...
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女郎花色(おみなえしいろ)/海松茶(みるちゃ)

寄稿者:橋本繁美 女郎花色(おみなえしいろ) 秋の七草のひとつに数えられる女郎花の花のように、明るい緑みの黄色。また襲の色目に「女郎花」がある。女郎花は「思い出草」ともいわれ、万葉の時代から多くの歌に詠まれている。「女郎(じょろ)」が令夫人...
京を歩く

寄稿140 花屋が見当たらない花屋町通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 西本願寺の北側に通る花屋町通。堀川通を東に渡り、東本願寺までは花屋町通と旧花屋町通の二つに分かれる。両通りとも仏事に必要なものならなんでも揃う仏具屋町といえる。 寛永14年(1637)の『洛中図絵』にはすでに「...
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向日葵色(ひまわりいろ)/月白(げっぱく)

寄稿者:橋本繁美 向日葵色(ひまわりいろ) 代表的な夏の花、ヒマワリの花のようなあざやかな黄色。19世紀後半に登場した化学染料により、あざやかな発色が可能になったため生まれた比較的新しい伝統色。とくに黄色や緑色には新たな色が多数誕生し、流行...