男と着物23 袴と私1

投稿者:ウエダテツヤ

​袴が好きで一時は「着流しなど着ないぞ!」と意気込むほどだった私。最近は一辺倒だった熱も分散され適度に(投稿時点で週3ぐらい​…多い?​)袴を着用するようになったが、少し前までは毎日着用していた。袴好きから当社でも商品化しているがカジュアル袴はなかなかハードルが高そうに思う方も多いかもしれない。

そもそも袴への憧れは幼少期に知る忍者や侍だと思う。キャラクターの着ているものに憧れるのと併せて「袴は格好良いな」と漠然と感じていたのだろう。いつの時代も着物キャラは格好良いと私は思っている。ただ、自分が着用する事においては5歳の段階では何も思わなかった(記憶にない)し、小学5年生の時にも着用した事を今まで忘れていた(!)ほどに何も思わなかった。さらに大人になる成人式にもスーツでぶらぶらしただけなので、​自分が​着用​する、したいという​対象として​の​実感​は​なかった。

着物を知ってからも​袴は​式のイメージ​も強かったので、カジュアル的発想などゼロだった。着物小売店で働いた2001年にも​着ていたのは​着流しばかり​​で私が在籍した店ではフォーマル袴しか販売されていなかった​​。

​そんな中で突如生まれた袴との出会い。2003年頃だったか…それは​ある展示会場で見かけた袴姿の店員さん​だ。正確にいつどこでだったかは覚えていないのであるが、なんとも格好良かった記憶​が​残っている。思わず「袴って​​難しいですか?」と聞いた。「覚えたら簡単やで」と仰っていた。興味が湧きあがった瞬間だった。​

それからすぐに買った、と言いたいところであるが実はそうではない。その時はいいなと思っただけ。「覚えたら簡単」だけが囁いていたが袴のことは何も知らなかったし、知ろうともしなかった。

けれど「着用してみたい」という欲望は確実に心の片隅からこちらを見つめていた。実際に購入するのは着る方法がわかり、生地に出会ったその時で誰かに教えてもらったのではなかったのだけれど、それは次のお話で。(つづく)

nonoで販売中の袴
2021年05月24日 | Posted in 男と着物 - 回想録 - | タグ: , Comments Closed 

関連記事