二十四節気 大寒(だいかん) 新暦1月20日頃

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

大寒とは、一年でもっとも寒さが厳しい頃のこと。とはいえ、蕗の薹(ふきのとう)が雪の間から顔をのぞかせ、春が近いことを教えてくれます。そして、日がしだいに長くなり、再びめぐってくる春とともに、さまざまな生命の営みが繰りかえされていくのです。大寒も終わりに近づく頃の季語に「春隣(はるとなり)」があります。どんなに寒くても、大寒の次は「立春」です。

水仙

まだ雪の残る野山の斜面になどに、白や黄色の可憐な花を咲かせる水仙。別名、雪中花(せっちゅうか)。雪の中の春花です。冬の厳しい寒さのなかでも、すっと立ち上がって咲く姿は、もうすぐ春ですよと告げている、そんな凛とした気品あふれる水仙。

蝋梅(ろうばい)

最も寒い時期に、香り高く咲く梅の花「蝋梅」。まるで蝋細工のような淡い黄色の花びらが特徴です。江戸時代初期に中国から渡来したため、唐梅(からうめ)、南京梅などの呼称も。京都で梅の花といえば、最初に浮かぶのが学問の神様として名高い北野天満宮。ここにも、いちはやく開花する蝋梅があり、白梅や紅梅とともに、春の訪れを告げています。