二十四節気 立冬(りっとう) 新暦11月7日頃

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

暦の上では、この日から立春の前日までが冬となります。日中の陽射しも弱まって、次第に冷え込んで冬の気配が増していきます。木枯らしが吹くのは、冬型の気圧配置になった証拠です。木枯らしを「凩」とも書きますが、木を枯らしてしまう風という意味の国字だそうです。「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目となり、四立(しりゅう)といいます。

七五三

数えで男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳のとき、健やかに成長したことを祝って、11月15日に神社へ七五三のお参りをします。昔から「子どもは天からの授かりもの」と言われますが、子どもは親だけのものではなく、みんなの宝もの。いつの世も、子どもが育っていくことはありがたいこと。七五三につきものの千歳飴(ちとせあめ)のように、いつまでも無事に成長することをみんなで願いたいものです。