日本の七十二候 蒙霧升降(ふかききりまとう)

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

立秋 末候

蒙霧(もうむ)は、もうもうと立ち込める深い霧のことで、秋の深まりを感じるころ。霧は地表や水面の近くで水蒸気が非常に細かい水滴となって漂う現象、特に盆地で発生しやすい。古代の人々は、ため息が霧になると思っていたのか、万葉集に出てくる霧には切ない思いが込められている。秋が近づくにつれて、なぜか感傷的になってため息ばかり。(新暦8月18~22日ごろ)