日本の七十二候 蟄虫坯戸(むしかくれてとをふさぐ)

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

秋分 次候

虫が冬支度をはじめる時期。春の「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」に対応する項目。春の彼岸に穴を出て、秋の彼岸に穴に入るといわれる。ここでいう虫には蛇や蛙なども含まれ、土のなかにつくった穴をふさぎ、そろそろ冬ごもり。(新暦9月28~10月2日ごろ)