京を歩く

寄稿135 文句ぶつぶつ、佛光寺/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美真宗佛光寺派本山佛光寺が現在地(下京区高倉通仏光寺下ル新開町)に移転して以来の通り名になったと聞く。ここは春になると赤い枝垂れ桜がみごとに咲くところで、常に静かな境内が心地いい。佛光寺の標語も何かと好感を呼び、話題になってい...
枡屋儀兵衛 商品

華かすり192【10700192】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【華かすり192】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。十字を使った絣模様経(たて)に絣糸と無地を並べ、緯(よこ)の絣と交差したところだけが十字に見えています。無地場と十字、経絣だけの縞のバランスがポイントです...
日本の色を愉しむ

藤黄(とうおう)/茄子紺(なすこん)

寄稿者:橋本繁美藤黄(とうおう)温かみのある冴えた黄色。藤黄は中国の伝統的な顔料「藤黄(トウホアン)」を日本語読みした色名。東南アジアが原産の草雌黄(くさしおう)というオトギリソウ科の熱帯常緑樹。その樹脂からつくられ、そのあざやかな黄色から...
京を歩く

寄稿134 いちばん身近な綾小路通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美はじめて「綾小路」を歩いたとき、なんて綺麗な名前なんだと思った。それまでクルマで何度も通っていたと思うが、じぶんの足で歩いてみて通り名をこれほど意識したことはなかった。というのも、最初の仕事場は蛸薬師通室町だったが、次に東洞...
Kimono Factory nono

ギラリと煌くor マットな八寸帯「蘇鉄」

八寸帯「蘇鉄」のご紹介です。ギラリと、もしくは、マットな蘇鉄地色は黒。柄を成す糸によってイメージが変わります。煌く銀糸タイプと金糸タイプ。そしてマットなグレータイプがあります。金と銀のタイプは光によって表情の変化が出ます。マットなグレーには...
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若竹色(わかたけいろ)/青竹色(あおたけいろ)

寄稿者:橋本繁美若竹色(わかたけいろ)その年に生えた若い竹のような爽やかな緑色。健やかに成長していく若い竹の幹肌をイメージした色名。竹の成長が進むと力強い青緑の「青竹色」となり、年老いると、くすんだ「老竹色」と色名が変化する。冬でも青々と茂...
京を歩く

寄稿133 京都人の教え?蛸薬師通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀私にとっての蛸薬師通といえば、独立して最初に事務所を構えた室町通を西に入ったあたり。と言っても、少し広めのワンルームマンションの一室。その頃はオフロードバイクで通っていた。四条烏丸という交通のアクセスを考え、得意...
枡屋儀兵衛 商品

一元 ビロウの木陰【10200022】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【一元 ビロウの木陰】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。ビロウの葉を反物の両端から絣で表現しています。一定の感覚で上下が入れ替わるので、反物には上下がありません。絣の濃淡による表現絣の密度や大きさによって濃...
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黄丹(おうに)/京紫(きようむらさき)

寄稿者:橋本繁美黄丹(おうに)昇る朝日の色を写したとされる鮮やかな黄赤。黄丹は顔料の名称で「おうたん」とも読まれ、赤色顔料である鉛丹(えんたん)の別名。染料では紅花(べにばな)と支子(くちなし)で染めた赤みを帯びた橙色をいう。かつて皇太子だ...
京を歩く

寄稿132 京のへそ六角堂/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀烏丸六角の東に、聖徳太子が創建したといわれる「六角堂(紫雲山頂法寺)」がある。本堂の形が六角形であることから、古くより「六角堂」「六角さん」と呼ばれ、親しまれている。西国三十三所の御詠歌にも「わが思う 心のうちは...