寄稿135 文句ぶつぶつ、佛光寺/ 京を歩く

京を歩く寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿者:橋本繁美

真宗佛光寺派本山佛光寺が現在地(下京区高倉通仏光寺下ル新開町)に移転して以来の通り名になったと聞く。ここは春になると赤い枝垂れ桜がみごとに咲くところで、常に静かな境内が心地いい。佛光寺の標語も何かと好感を呼び、話題になっている。近くにお世話になっている京都市立洛央小学校がある。仏光寺通は鴨川の西にはじまり、河原町通、寺町通、高倉通に来ると佛光寺があり、烏丸通を越え、新町通を挟んで船鉾、岩戸山、木賊山、太子山と祇園祭の山鉾町が続く。そして、仏光寺通西洞院を下がったところに菅大臣神社がある。菅原道真の生地で、菅原学問所の旧地といわれている。路地の北側には、菅原道真邸跡といわれ、紅梅殿(北菅大臣神社)がある。私の仕事場から東に本殿が見えるのもありがたい話だ。

西洞院東角にあるうどん屋さんは、昼時はもちろん夕方にも行列ができるほどの人気だ。海外も含め観光客が増えた関係も大きい。さらに仏光寺通を西に進むと、かつてお世話になった御池工業があり、堀川通を渡ると天道神社、四条大宮の南側あたりを過ぎて歩いて行くと壬生寺、住宅地を抜けて西新道の商店街。さらに御前通、西大路通、佐井西通に至る。かつて平安京の五条坊門小路にあたるといわれる仏光寺通。全長およそ4㎞、お寺の名前が通り名になっているのも京都らしい。