日本の七十二候 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

小雪 末候

橘は古くは蜜柑など柑橘類の総称。いつも香り高く、つやつやと青い葉を茂らせる橘は、めでたいもの、永遠の象徴として扱われてきた。そんな橘の実が黄色く色づくころ。京都御所にも「左近の桜、右近の橘」が植えられている。(新暦では、12月2日~12月6日ごろ)