二十四節気 芒種(ぼうしゅ) 新暦6月6日頃

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

大地を濡らす梅雨の雨。芒種とは、稲の穂先にある稲の穂先にある針のような突起を芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く時期という意味。種を蒔くといっても稲の場合は苗床で充分に育っており、芒種は田植えの時期となる。田植え機が登場するまでは、田の神様に豊作を祈り、早乙女さんが田植えする光景があちこちで見られたものだ。

入梅(にゅうばい)

入梅とは、季節の移りかわりの目安となる雑節のひとつで、暦の上では毎年6月11日頃。暦の上ではこの日から梅雨の季節に入る。例年よりはやく梅雨入りした日本列島。じめじめする梅雨のなか、可憐に咲き誇る紫陽花の花は、地上に咲いた虹を見ているように幻想的。お気に入りの傘やレインブーツで雨の日をたのしく。せめて気分は、♪雨に唄えば(Singin’ in the Rain)。