二十四節気 夏至(げし) 新暦6月21日頃

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

夏至とは、一年で最も日が長く、夜が最も短い頃のこと。冬至と比較すると昼間の時間差は4時間以上とか。ただ日本では梅雨のため、日照時間が短く、あまり日の長さを実感できないかもしれない。暦の上では、夏の折り返し地点にあたり、これから夏の盛りへと、暑さが増して本格的な夏を迎える。

ありがとうの気持ち、父の日。

6月第3日曜日は「父の日」。明治43年(1910)アメリカ・ワシントン州、6人の子を育て上げたシングルファーザーを敬愛する末娘、ジョン・ブルース・ドッド夫人が男女同権の見地から、「母の日」に対する父に感謝する行事を嘆願したのがはじまりで、それから60年すぎた1972年、6月の第3日曜日が「父の日」として正式に制定されたといわれる。日本へは1950年代頃といわれるが、1980年代にようやく認知された。とはいえ、「母の日」に比べるとお父さんの存在は弱いみたい。ま、一年に一度の父の日、お父さんの好きなものをプレゼントして、感謝の言葉を伝えよう。