京を歩く

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寄稿124 偉人たちがいた高辻通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 東は鴨川の西から西は梅津まで続く高辻通。昔の資料によると、堀川通の東、醒ケ井あたりが高地のため、高辻通と呼ばれたというらしい。そこには、高辻通の寺町から烏丸間は昭和の初期までは箪笥、鏡台、調度品、漆器などの家具屋街だったが...
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寄稿123 歴史と文化の香り仁王門通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 川端通から仁王門通に入ると、北側に頂妙寺(ちょうみょうじ)という立派なお寺がある。この寺の仁王門が通り名の由来と聞く。このあたりは東大路通の交差点あたりまでは寺院が実に多い。それは、宝永5年(1708)の京都大火の後、寺町...
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寄稿122 高瀬川と木屋町通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 静かなせせらぎの音を立てながら流れる高瀬川。その川べりの桜たちが花のトンネルをつくり華やぐ木屋町通。ここは慶長16年(1611)、角倉了以によって計画され、長い歳月をかけて開通した高瀬川は京と大坂を結ぶ運河だった。その出発...
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寄稿121 細い路地がたまらない先斗町 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 先斗町(ぽんとちょう)は、鴨川と木屋町通の間にある京都を代表する花街のひとつ。南北に約500メートル、道幅は2メートルにも満たない先斗町通。千鳥マークのちょうちんが揺れる細い道の両脇に、芸舞妓さんたちの稽古場や茶屋、割烹な...
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寄稿120 八坂塔への参道 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 うららかな春の陽気に誘われて、東山の大和大路通へ。元新道小学校の横にあった「宮川町歌舞練場」は建て替えのため、姿を消していた。そこは毎年、祇園祭の日和神楽でお世話になっているだけに2025年夏頃の完成が待ち遠しい。NTT都...
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寄稿119 春を呼ぶ花見小路 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 以前にも少し触れたが、古きよき花街の情緒を色濃く漂わす祇園町。四条通に面した赤壁の建物、老舗お茶屋「一力亭」の角を曲がると、石畳に古い町家造りの店が並び景色は一変する。祇園花街の看板通りの花見小路。北は三条通から南は安井北...
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寄稿118 歴史漂う寺町通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 かつては四条寺町にある藤井大丸を過ぎると、高辻くらいまでは電化製品を扱う店がずらりと並んでいた。最後まで頑張っていたタニヤマ無線もエディオンになって今ではそのイメージは消えてしまった。若い頃はオーディオやスピーカーや部品を...
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寄稿117 新京極へ遊びに行こうか。 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 かつては、大阪の千日前、東京の浅草と並んで、日本の三大盛り場のひとつに数えられたという新京極。もともとは誓願寺や金蓮寺(こんれんじ)の門前町で、明治になって京都に活気を取り戻す構想によって繁華街となった。新京極といえば大群...
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寄稿116 京都最大のアーケード街 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 堀川三条から千本三条まで西へのびる三条会商店街は、京都最大の長さを誇るアーケード街(365日晴れの街)。東西800mにもおよぶ商店街内には衣食住関係の約180店舗が連なる。小雪が舞うなか、歩きはじめると火曜日だけに定休日の...
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寄稿115 古い西洋建築が残る三条界隈 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 三条烏丸のみずほ銀行から西に向かうと、1555年の創業以来、美を創造し続けてきた千總本店がある。ギャラリーは、千總の所蔵する作品の数々をはじめ、伝統と創造、工芸の未来といった美が展示されている。その敷地には三条烏丸御所跡の...