京を歩く

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寄稿114 古い西洋建築が残る三条界隈 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 若い頃は、三条通はあまり歩かなかった。いや、その魅力を知らなかったからだろう。新京極や寺町京極の突き当りが三条通だ。昭和63年(1968)10月、三条通高倉に京都府文化博物館(文博)ができた。私の師匠、今西慧(コピーライタ...
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寄稿113 何かと愉しい三条通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 昔から京都には橋がないといわれる。三条大橋や四条大橋があるのになぜか。その答えは、橋を「ばし」と濁らず「はし」と読むのが正しい。お隣の大阪はほとんどが「ばし」とか。ま、そんな話はさておき、三条大橋(さんじょうおおはし)の手...
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寄稿112 円町って響きがいい / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 中京区西ノ京円町にJR円町駅は、平成12年(2000)の秋に複線化とともにできた山陰本線(最近では「嵯峨野線」の愛称で呼ばれている)の駅。目の前には大型電気チェーン店があり、丸太町通を西に行けば花園、妙心寺の方につながる。...
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寄稿111 「さいいん」か「さい」か / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 西院の駅といえば、阪急京都本線と京福電気鉄道嵐山本線の2路線が乗り入れている関係でふたつある。ただ、その呼び名が阪急は西院(さいいん)と、京福は西院(さい)となっており、実に紛らわしい。 ここは平安時代、淳和天皇の離宮であ...
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寄稿110 西大路七条から西院 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 若いときに勤めていたデザイン会社が、西大路七条通と花屋町通のまんなかにあった。百貨店や大手スーパーチェーンの販促企画、広告印刷物を一手に引き受ける企業で、いまではそれらの業界は大手イオン一色となってしまったが、当時は、ニチ...
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寄稿109 西大路は吉祥天満宮から / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 西大路通は、昭和初年から10年代までに都市計画道路として完成した幹線道路で、京都市街の外郭線として昭和18年に完成。特に、市電が全通し、北大路通、東山通(東大路通)、九条通の東西南北をつなぐ大幹線となったが、昭和53年、市...
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寄稿108 四条の終わりは松尾大社 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 四条通も葛野大路まで来ると、賑やかさは昔とあまり変わらない。京都ファミリーやオートバックス、ここの主役は京都外国大学かな。以前、大学案内でお世話になったところでもあり、海外向けパンフ作成のとき、提携大学の多さに驚かれたもの...
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寄稿107 一大ターミナルだった四条大宮 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 かつて阪急京都線四条大宮駅は特急が利用できたため、大阪や神戸に出かける時、お世話になった駅だ。特急が停まらなくなってからの不便さはともかく、駅周辺をはじめ街全体の発展、活性化に大きく影響していると思う。阪急の駅としては、大...
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寄稿106 どこまでが四条烏丸か / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 四条烏丸といえば、オフィス街のど真ん中。南北角地にそびえる三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、それぞれ昔の建物の一部を採り入れたビルディング。向かいはCOCON KARASUMA。いろんなお店や映画館、αステーショ...
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寄稿105 時代とともに様変わり / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 ふり返れば、四条通には少し前まではジュンク堂書店があった。神戸三宮や大阪堂島の本屋さんが京都に来たのは30年ほど前だっただろうか。かなりの品揃えで、本好きには嬉しいビルだった。そして、もう少し西に行ったところにもブック談と...