寄稿記事-ことばの遊園地-

奄美探訪記と大島紬

寄稿40 奄美の海に魅せられて(続)

寄稿者:橋本繁美 ダイビング(スキューバーダイビング)を楽しむためには、ちゃんと潜るライセンスが必要となる。そのためには奄美のダイビングスクールに通うしかない。実技をかねて日数は4日間。大嶋さんは日程の調整がつかず、1週間後に奄美で取得する...
奄美探訪記と大島紬

寄稿39 奄美の海に魅せられて

寄稿者:橋本繁美 16日の五山送り火で、京都の夏は終わった。とはいえ、まだまだ残暑は厳しい。久しぶりに大好きな奄美大島の話をしよう。 はじめて奄美へ連れて行ってもらったのは、いまから20数年まえ。目的は大島紬の工程を見せてもらい記録するため...
旧暦のある暮らし

二十四節気 処暑(しょしょ) 新暦8月23日頃

寄稿者:橋本繁美 処暑とは、暑さが少しやわらぐ頃のこと。「処」には落ち着くという意味があるところから、暑さがおさまる時期ということらしい。とはいえ、まだまだ残暑は厳しいが、朝の風や夜の虫の声に秋の気配が漂いだす。 蝉の羽衣(せみのはごろも)...
京の旬感

寄稿38 お盆

寄稿者:橋本繁美 お盆は亡くなったご先祖さまの御霊が帰ってくる日。京都では、8月の13日から始まり16日の五山の送り火に終る盂蘭盆(うらぼん)には、各家で先祖の霊を祀る報恩供養がおこなわれる。盆の入りの13日頃「迎え盆」といい、家の前に迎え...
京の旬感

寄稿37 八朔(はっさく)

寄稿者:橋本繁美 八月は葉月。八朔は旧暦の「八月朔日(ついたち)」をいう。もとは農家が豊作を願う習わしとされ、秋に収穫される稲の実りを祈願するもので「たみの節句」といわれる。新穀(田の実)の豊作を祈る(頼む)収穫の前から祝いが主だったが、後...
旧暦のある暮らし

二十四節気 立秋(りっしゅう) 新暦8月8日頃

寄稿者:橋本繁美 暦の上では秋のはじまり。とはいえ、実際には残暑厳しく、気温もピークに達する頃。夏の甲子園もはじまり、東京オリンピックの後も日本中が熱気に包まれる。とはいえ、「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」(藤原敏行...
枡儀のいろは

寄稿36 浴衣のすすめ・朝顔と向日葵

寄稿者:橋本繁美 浴衣のすすめ ♪浴衣の君はすすきのかんざし…と思わず歌い出したくなる「浴衣」の装い。長い髪をかきあげて襟足を見せ、ちょっぴり色っぽく見えるのが女性。祭り団扇を後ろにさして、塗り下駄を鳴らし、急いで夏まつりへ。可愛い巾着袋を...
京の旬感

寄稿35 疫病退散を祈る「拝礼行列」

寄稿者:橋本繁美 7月17日午前9時、山鉾巡行に代わり、各山鉾町の代表者が榊を持って徒歩で巡行する「拝礼行列」がおこなわれた。綾傘鉾からは寺田理事長と梶居副理事長が務めた。2年連続の拝礼行列となったが、前祭(さきまつり)の23ある山鉾保存会...
京の旬感

寄稿34 綾傘鉾と棒振り囃子

寄稿者:橋本繁美 この夏は2年ぶりに京のまちに山鉾が建った。すべての山鉾ではないが、四条通の長刀鉾をはじめ、綾小路には綾傘鉾など、駒形提灯とともに姿をあらわすと、京に夏が来たことを強く感じさせてくれる。14日から始まった宵山、夕方には地元放...
旧暦のある暮らし

二十四節気 大暑(たいしょ) 新暦7月23日頃

寄稿者:橋本繁美 大暑とは、一年のなかでもっとも暑い真夏の頃のこと。もうすぐ梅雨が明け、強烈な陽射しが照りつける。京都では毎年、17日の祇園祭山鉾巡行が終わる頃が、梅雨明けとなることが多い。朝から蝉の声が響き渡り、空には元気な入道雲、夕立、...