京の旬感

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寄稿98ss 八坂神社常磐殿でジャズを愉しむ

寄稿者:橋本繁美先日、友人の企画に誘われて八坂神社でジャズを聴きに行った。なんと会場は、毎年7月7日、祇園祭綾傘鉾保存会が稚児結納の儀をおこなう常磐殿だった。そこに30名限定の椅子が並び、目の前でギタリストの反町信之助さん、サクスフォーン奏...
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寄稿94 きものが映える京の地

寄稿者:橋本繁美この夏、一澤帆布のかばんで有名な「信三郎帆布」さんと公益財団法人綾傘鉾保存会がタイアップして、綾傘鉾オリジナルかばんを作った。限定50個という超レアもの。その販売促進用にCM撮りを先日おこなった。きもの姿がよく似合う元舞妓さ...
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寄稿89 織姫社七夕祭に「棒振り囃子」奉納・秋の七草

寄稿者:橋本繁美織姫社七夕祭に「棒振り囃子」奉納8月7日(日)18時半、今宮神社(京都市北区紫野)において、織姫社七夕祭が斎行された。これは西陣の業祖神である織姫大臣に感謝を捧げる祭りで、織姫の神と西陣の人々がひとつになって西陣を作り上げて...
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寄稿76 今年も葵祭が見られない・石楠花

寄稿者:橋本繁美今年も葵祭が見られない京都三大祭りのひとつ「葵祭」は、残念ながら行列、舞楽、神馬の引き回しは中止、社頭の儀のみ執り行われる。葵祭は、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭。五月晴れのなか、あざやかな平安貴...
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寄稿75 大原神社の春季例大祭

寄稿者:橋本繁美大原神社の春季例大祭私たちの善長寺町にある大原神社(おおはらじんじゃ)の母体、大原神社(おおばらじんじゃ)が福知山市三和町にある(呼び方が、濁るので要注意)。この連休、晴天に恵まれ、新緑に映える山々が眩しい5月3日「春季例大...
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寄稿74_1 三年ぶりに祇園祭山鉾巡行

寄稿者:橋本繁美三年ぶりに祇園祭山鉾巡行4月20日、祇園祭山鉾連合会は、祇園祭のハイライトとなる山鉾巡行を3年ぶりに実施すると発表した。前祭(さきまつり)は7月17日には23基、後祭(後祭)24日には11基が、例年通りのコースで都大路を進む...
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寄稿73 花水木・使命、懸命、宿命

寄稿者:橋本繁美花水木(はなみずき)♪君と好きな人が百年続きますように…。青窈さんの歌でも有名な花水木は、1912年に東京市がワシントンDCに桜を寄贈したお返しに贈られたという歴史をもつそうだ。日本人が桜を愛するように、アメリカでは花水木は...
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寄稿72 京の筍

寄稿者:橋本繁美京の筍春になると、京の人が待ちわびるものに筍がある。むかしから京都は竹林が多く、その土壌にも恵まれている。なかでも西山あたりは特産の筍が有名だ。朝堀のみずみずしい筍の鮮度、一年をかけて竹藪の手入れから、土の世話に愛情と手間ひ...
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寄稿70  いまどきの卒業式・大島高校の甲子園の夢現実に

寄稿者:橋本繁美いまどきの卒業式ことしも卒業式のシーズン到来。多くの若者が巣立っていく。卒業証書を手に、上級の学校へ、あるいは社会の荒波のなかへ。23日、京都市内の小学校の卒業式がおこなわれていた。朝はやくから、華やかな袴姿の女の子ときもの...
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寄稿69 京の桜守(さくらもり)・なるほど、さすがだ

寄稿者:橋本繁美京の桜守(さくらもり)ずいぶん前に「桜守」という言葉を知ったのは、第16代目佐野藤右衛門さんの著書だった。一年を通して桜の成長を見守り、桜の育成を手掛ける人だ。おなじみの円山公園の枝垂桜や、仁和寺の御室桜など、祖父である第1...